企業名 | 株式会社エピック・グループ |
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施設用途 | オフィス |
東急不動産株式会社が入る渋谷ソラスタの7Fに住宅事業ユニットと呼ばれる部署のオフィスがある。今回は、このワンフロアのリニューアル工事で工期は約一年。従業員が通常業務をされている中での工事の為、フロアを仮設の間仕切で3つに分割し、3工区を移動しながら1工区毎にお客様に引き渡す形で工事を進めていった。コンセプトは「オーガニックリボンが緑との交流をつなぐ、森のようなオフィス」デザイン監修で隈研吾建築都市設計事務所に協力を得て、オフィス・ラボでは、基本設計 / 実施設計 /請負施工/ 施工監理 を担当したコラボレーション案件である。スケルトン天井に、オーガニックリボン(木製のルーバー)が幾重にも重なりながら、河川のようにフロア全体にまたがっている。人の流れは、各所に配置された溜まりスペースに集約されていく。天井にオーガニックリボンの輪を重ねた構造物を吊り、視覚的にも目を引くデザインで自然と人の集まりを誘発させている。配置されたデスクや収納には、再生素材であるOSBや合板、MDFに塗装を施し、高級感をローコストで演出した。硬いイメージになりやすいデスクの島も、天井のオーガニックリボンに合わせて角度を付けたレイアウトとすることでオフィス全体に統一感を与えている。渋谷の街のように多様性にあふれる場所 / 様々な素材 / 多くの緑をフロア全体に散りばめた。それらは、オーガニックリボンを中心にオフィス全体を自然と繋げている。生命力にあふれるオフィスの中を、ワーカーは渋谷の街を散策するかのように、自分の居場所を見つけ出し、より活き活きとしたパフォーマンスの高い働き方を選択することが可能となっている。
有名キャラクターからオリジナルまで、幅広いキャラクターグッズを世に生み出す株式会社トーマン・トイズ様。東京支店のご移転をお手伝いさせていただきました。創造性を刺激しつつ、同時にリラックスして落ち着いた気持ちで過ごせるオフィスを目指しました。採光を活かし、ガラスやルーバーなど視線が抜ける間仕切りを採用することで、明るく開放感のある空間に仕上げています。オフィスは曲線をベースに天井の塗装色と床材を変えることで、空間を緩やかに区切りつつ、全体に優しい印象を与えています。また、オフィスの中央とコミュニケーションスペースのテーブルにはシンボルツリーを設置し心地よい空間を実現しました。
全国で大規模なコンタクトセンターを運営されているディー・キュービック株式会社様の大阪オフィスの移転プロジェクト。「働く人が活き活きと業務が出来て、働く魅力を感じられる今までに無いコンタクトセンターにしたい」というプロジェクトチームの要望の元、コンセプトに「PARK & Resort 」を掲げデザインした。「PARK」はコールセンターを指し、「Resort」は来客・リフレッシュエリアを指している。「PARK」では、ビタミン系のカラースキームとポイントではアクティブファニチャーを配置し、まるで公園内で遊んでいるかのような、愉しさや活発さを表現した。この場で働く人が仕事を愉しむことで、自然とパフォーマンスが上がっていく場を演出している。またサブテーマとしての「魅せる場」を両立させる為、来客エリアと執務エリア間の壁は瞬間調光ガラス間仕切で仕切り、来場者に臨場感をもって伝える事を可能としている。「Resort」では「PARK」とは対照的に安らぎを表現している。様々なスタッフが混在する中、皆が平等にリフレッシュ出来るように、一人でゆっくりできる席、少人数で会話が出来る席、大人数で集まれるよう場と、様々なシュチエーションに対応し、22階の眺望を最大活用できる設計としている。また本物のウッドデッキ材を採用した小上がりや、グリーンも多用した壁面装飾により、人の心身がより安らげる空間を演出した。スタッフを大事に想う経営層の温かい気持ちが詰まった場となっている。ハードな業務内容を日々こなすスタッフ目線の機能と、テーマパークのような愉しさ溢れるインテリアデザインが融合する新しい働く場が完成した。