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【Designer’s Report】オフィスビルの改修

2022.04.03 #SDGs #移転改装

こんにちは、オフィス・ラボです。

「DESIGNER'S REPORT」はオフィス・ラボのデザイナーが、デザイナー目線でオフィスにまつわる様々なことについて、考察していくレポートです。

今回の記事はオフィスビルの改修についてです。

老朽化して使われていない建屋はございませんか?築3~40年経っているのであればリノベーションの絶好のタイミングです。

リノベーションのメリット

・使われていなかった敷地の有効活用ができる
・機器を見直すことでランニングコストの見直しになる

そしてただきれいにするのではなく、付加価値を追加することで、単に仕事をする場から、人が集いイノベーションを生み出すスペースへと生まれ変わらせることができます。

働き方に合わせたレイアウトで生産性アップ

昔に比べてデジタル化も進み、どこでも働ける時代になってきました。1人1席の固定デスクからスペースを柔軟に使えるフリーアドレスにしたり、ワゴンを廃止してパーソナルロッカーを設置したり、クイックなミーティングに適したスタンドミーティングを設置したりと、今の働き方に合わせたレイアウトにすることで、柔軟な働き方に対応できるオフィスに生まれ変わります。働く動線を意識したレイアウトにすることで、仕事の生産性アップにもつながります。

古いビルは天井高さも低いことが多く、閉鎖感があります。そんなときは思い切って天井を抜いてしまうのも一つの手です。
また部屋の中央に柱がある構造になっていることも多いですが、柱はホワイトボードにしたり、カウンターをつけてしまったり、ただ邪魔なものとするのではなく、うまく活かして使うこともポイントとなります。

今まではただ食事をする場として使われてきた食堂も、家具に特徴づけをすることで、食事の際だけではなく、打合せや集会の場としても活用することができます。
家具は移動しやすいキャスターやスタッキング機能付きのものを選ぶことをお勧めします。
にぎやかな雰囲気を演出することで、自然なコミュニケーションを促します。

企業のイメージアップ

お客さまや取引先の方が訪れるオフィスは清潔できれいなほうが、イメージアップにもつながります。またこんなオフィスで働きたいと思ってもらえることで、良い人材の確保につながるかもしれません。

例えば外観は、壁面の塗りなおしや、エントランス部分はタイルやサイディングでデザインすることで、一気に見栄えが変わります。
照明でサインを照らすことで、夜でもロゴが見やすくなります。

部分リノベーションで社員満足度アップ

一気にすべての場所をリフォームすることが難しい場合、おすすめしたいのがトイレの改修です。オフィスのトイレなど水まわりに関する調査では、約7割が仕事のモチベーションに影響する場所に「トイレ・化粧室」と答えています。特に古い建屋の場合、和式トイレのままなんてことありませんか?
和式から洋式に変更する場合、洋式のトイレのほうが奥行きが必要になってしまいます。
従来のトイレブースはトイレの面積を広くするか、ブース数を減らすか検討しなければいけませんでしたが、ドアが円周上をスライドするタイプにすれば、今の和式のサイズのまま、洋式に変更することができます。スペースが余るようであれば、パウダーコーナーや小物ロッカーを設置することで、より使いやすいトイレにすることもできます。清潔で綺麗なトイレにすることによって、社員のモチベーションアップはもちろん、来訪者へのイメージアップにもつなげることができます。

リノベーションのメリット まとめ

いかがでしたでしょうか。
写真を見比べても同じ空間とは思えないほど変わっていることがわかります。

まとめ
・働き方に合わせたレイアウトで生産性アップ
・企業のイメージアップ
・部分リノベーションで社員満足度アップ

改修を検討されておりましたら、ぜひオフィス・ラボにご相談ください。

ファシリティデザイン部
この記事を書いた人
オフィス・ラボ担当者
ファシリティデザイン部

FD部メンバー。オフィスのレイアウトからデザイン、什器備品の提案まで幅広くご対応させていただきますので、お気軽にお声がけいただけますと幸いです。